岐阜冒険旅行 2018年活動報告書
東日本大震災の翌年から始めた岐阜冒険旅行、昨年で7回を数えます。多くの人たちの支援を受け続けることができています事、厚く御礼申し上げます。
福島原発事故から8年がすぎました。復興、復興と声高に叫ばれ、被災地が復興され、日本中があたかも事故は終息したかのように受け止めているように感じます。福島県以外はもちろん、福島でさえも原発のこと、放射能のこと、まして保養については話題にすることさえもはばかられるような雰囲気もあるようです。国は被災地を、被災者を置き去りにしたまま復興五輪だと銘打ってオリンピックを迎えようとしています。
そういう中で大垣教区では「岐阜冒険旅行」という名前で保養事業に取り組んでいます。昨年は21人の子どもたちが来ました。リピーターが多いこともあって、福島の子どもたちとの交流事業の趣きが強くなっているのも事実です。そこにはスタッフと福島の子どもたち(保護者)との深いつながりができているからです。でも、彼ら彼女らは放射能被爆の脅威を心の中に抱えながら生活しています。食べ物などからの内部被爆も心配です。子どもたちは、これから成人になるに従って、また大きな問題に突き当たることになるのではないでしょうか。そういう問題を語り合うことも保養事業だと思います。子どもたち、お母さん、お父さんたちの放射能からのストレスを少しでもやわらげ、そして寄り添おうとする歩みが岐阜冒険旅行だと受け止めています。内容を吟味しながら継続していきたいと思っています、益々のご支援とご協力をお願い致します。
大垣教区「岐阜冒険旅行」実行委員会 松島勢至
<夏休み岐阜冒険旅行>
「原発事故を忘れず、福島の人々を思い続けるために私たちができるのは小さな支援を継続すること」との思いから始まった、夏休みを利用した福島からの子どもたちと保護者の皆さんを教区に迎えて行う、ホームステイです。
<2018年活動報告>
リピーターを中心に21名の子どもたちに参加してもらいました。スタッフと福島の子どもたち(保護者)との深いつながりができて、福島の子どもたちとの交流をとおして、抱えているストレスを少しでも和らげ、寄り添おうとする歩みとして実施いたしました。
<たくさんのご支援ありがとうございました>
寄付金・食材・物品・スタッフ等、皆様からたくさんのご支援をいただきました。ありがとうございます。今後も、福島の子どもたちのために有意義な時間と場所を形作っていけるよう継続していきたいと思います。さらなるご支援をよろしくお願いいたします。
復興支援協力金 1,193,634円
*収支など詳しい内容は、報告書をご覧ください。
<2019年ホームステイ受け入れ先募集>
期間:2019年7月30日(火)〜8月2日(金)
費用:期間中の食費などの生活費、催事費、移動に係る送迎費用のご負担をお願いします。
割り振り:家族構成などを鑑み、割り振りさせていただきます。
催事:期間中の過ごし方は、お任せいたします。
説明会:ホームステイを引き受けていただく方を対象とした説明会を開催いたし
ます。ご参加ください。
保険:実行委員会にて保険に加入します。ご家族の氏名・生年月日をお知らせください。
<2019年ボランティアスタッフ募集>
内容:①子どもたちの遊び相手 ②お母さんたちの話し相手 ③食事づくりの手伝い 等
*日程の都合により変更があります。ご了承ください。
保険:実行委員会にて保険に加入します。
※ホームステイ先、ボランティアスタッフについては随時募集しております。ご興味のある方は大垣教務所(土室・野々山)までお問い合わせください。
<運営費ご協力のお願い>
福島から大垣への交通費、滞在中の食材費、催事費等のための費用です。ぜひご協力願います。大垣教務所へ直接ご持参いただくか、下記口座へお振込みください。
金融機関名:ゆうちょ銀行
振替口座:00840-7-110792
口座名義:真宗大谷派 大垣教務所 夏休み岐阜冒険
<協賛(順不同)>
サンメッセ株式会社・株式会社大垣共立銀行・河合石灰工業株式会社・イビデン株式会社・日本耐酸壜工業株式会社・セイノーホールディングス株式会社・太平洋工業株式会社・公益財団法人田口福寿会
その他、教区内御寺院・御門徒の皆様からたくさんのご支援をいただきました。
「東日本大震災復興支援事業☆夏休み☆岐阜冒険旅行」実行委員会
TEL:0584-78-3363
FAX:0584-78-3353
MAIL:ogaki@higashihonganji.or.jp
〒503-0897 岐阜県大垣市伝馬町11番地(真宗大谷派大垣教務所内)