おのれひとりの勝手は、「人でなし」というのです。
太陽は、夜が明けるのを待って昇るのではない。
太陽が昇るから夜が明けるのだ
(東井義雄)
根を養えば、樹はおのずから育つ
(東井義雄)
何が起こるかわからないこの人生を、
何をしでかすかわからないこの私が、生きている
互いに憎しみ傷つけ合う世界を「地獄」という
(東本願寺の法語行灯)
花には人間のようなかけひきがないからいい
ただ咲いて、ただ散ってゆくからいい
ただになれない人間のわたし
(相田みつを)
人間の欲望は、品切れすることはありません
(東本願寺の法語行灯)
辛いという字を 一つ乗り越えると
幸せという字になる
幸せという字も 一つ踏み抜けば
辛いという字になる
辛いも幸せも 願いは一つ
平穏 この偉大なる日々の
何と尊き
「私は運転が下手くそだ」
その人こそ事故を免れる人…免許
「私は人の支えで生きている」
その人こそ自分を生きる人…自立
すべての生きとし生けるものと共に
自分が支えられて
生きることに気づけば
自ずとお返ししようという気にもなる
(一楽真)
仏法が分かるということは
いままで当たり前にしていたことが
ひじょうにありがたいことになるということ
(米沢英雄)
拝まないときも 拝まれている
子どもが親の願いの中で
生きているように
(東井義雄)
水はつかめません すくうもの
心はつかめません 汲みとるもの
(東井義雄)
ここに居て喜べず
ずい分よそを捜したが
ここをはなれて
喜びはどこにもなかった
(浅田正作)
この古い畳の上で
しずかに いのちのながれに
心耳をすまし
ここが私の
一ばんだいじな棲処としり
(榎本栄一)
その人を失った悲しみの深さは
生前にその人から
わが身が受けていた贈り物の大きさであった
(宮城顕)
人生一生
酒一升
あるかと思えばもう空か
(酒井義一)
あなたがどれほど
人生に絶望しても
人生があなたに絶望することは決してありません
(ヴィクトール・フランクル)
人生に失敗がないと
人生を失敗する。
(斎藤茂太)
おまえさんな
いま一体何が一番欲しい
あれもこれもじゃだめだよ
いのちがけでほしいものを
ただ一ツに的をしぼって言ってみな
(相田みつを)
100点は無理かもしれん。
でもMAXなら出せるやろ。
(松本人志)
見て見ぬふりできないのが人間。
人のために灯りを灯せば自分の前も明るくなります。
人のためにしたことは、自分に返ってくるということです。
(黒柳徹子)
今こうして不思議にも
生きているということは
やがて死ぬ生命をかかえているということ
捨てきれぬ
荷物の重き
前うしろ
(種田山頭火)
米を育てるなら
一年先をみて作れ。
木を育てるなら
十年先をみて植えよ。
人を育てるなら
百年先をみて養い育てよ
(広瀬淡窓)
南無阿弥陀佛のいのちが、
大地いっぱいに流れている。
(鈴木章子)
口癖に
忙しいとのみぞ
あけくれの
こころにひびく
なにひとつなく
(吉野秀雄)
仏法を聞くということは、
世間の常識をかなぐり捨てることです。
(蓬茨祖運)
あなたはまじめですが、
本当の誠実とはどういうことかをたずねてください。
(五辻文昭)
ご法事は、ご先祖さまを喜ばすために勤めるんじゃないぞ。
私が喜ばせていただくために勤めさせていただくんじゃぞ。
だから、大変やけど勤めにゃならん。
(あるご門徒のおばあちゃん)
善人は 暗い人
悪人は 明るい人
(曽我量深)
現代人は、善人ばかりである。
他を平気でこきおろせるのは、
善人意識でなければできない芸当だ。
(金子大榮)
悪人意識とは、善を行じたくても行じえない、
我が身の底に巣喰う悪への悲嘆である。
(金子大榮)
今日の日本には、
家庭にも町にも、否、国を挙げて、
先生はおるけれども、生徒はひとりもいない。
ひとりの生徒もおらぬ我が国の人びとは、
お互いに嘲笑しあって、相互に顔を洗うことを忘れている。
(高光大船)
他人の短所は 見ようとせんでも 見えるのに
自分の短所は ここにあるのに 見えんもの
やどかりが
自分の殻を 自分だと言ったら おかしいだろう
私は
自分の殻を 自分だと思っている
(浅田正作)
いつまでも 生きていて当然と
思い上がっていると
一日一日が引き算の生活になる
いのちより大事な
価値あるものを宗教と言う
(田中雅博)
はだかにて
生まれてきたに
何不足
(小林一茶)
その人を憶いて われは生き
その人を忘れて われは迷う
(金子大榮)
念仏するは、
仏恩の御ことを、
聖人の御前にてよろこびもうすこころなり
(『蓮如上人御一代聞書』)
がんになるまで
生かさせていただいた
ありがたいことです
(岩佐幾代)
薫風も 佛の風と 僧の言ふ
(崎多瑠子)